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「新見市ふるさと市民」?

新見市が月一回発行し、各家庭に配られる「市報にいみ」に『新見市ふるさと市民募集』の大きな記事が載っていました。また、割引などをする協賛店募集の案内も。新見市外に住む新見市に興味に持ってもらえる人を増やす、国がすすめる「関係人口」増加の策と思われます。

 

私は正直、唖然としました。その前にしなければならないことがあるでしょう!!と。

 

新見市は岡山県の面積の11%を占める広大な市。そこはさまざまな地形があり、色々な産物があります。都会から見れば、有名な観光地ではありませんが、非常に可能性がある地域です。まずは、見える形での魅力化。おもしろい地域にするためのVISIONの作成、VISIONに向かう実行をしていません。まず、何よりもそこが先です。魅力が有れば、何をしなくても人は集まります。ジグソーバズルで言うなら、まず外枠を作るようにVISIONの作成・実行をすすめ、終わりの方のピースに「ふるさと市民制度」をパチッとはめるものです。何もない所にその「ピース」を置いても意味が有りません。

 

他の自治体ですでに実施していることをまねての、形だけの関係人口づくりは残念です。

 

ふるさと市民募集は良いことだと思います。しかし、それは後の話し。その前に、民間の現場の話しを良く聞くことが大事。そして、いろいろと研究し、魅力化に取り組んでいただきたい。まず、そこが出発点だと思います。