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千屋のイノシシ狩猟名人

2009年2月の千屋の大雪時、除雪ボランティアとして活躍された時に知り合ったTちゃん。一緒に除雪活動された方達に、イノシシ鍋を振る舞まわれて忙しい中、

「ボクの事はTちゃん(下の名)と呼んでください」

と大先輩にも関わらず、初対面の私に仰っていただき、

「パワフルな明るい方だなぁ♪」

 

とそのお人柄に感心したのを覚えています。

 

そのTちゃんが、先日、しとめた大イノシシ!

千屋小の子ども達と一緒に見に行きました。キレイに洗っていて、こんな至近距離でも臭いません。

狩猟歴50年以上ですが、こんなに大きなものは滅多にないそうで、記念撮影☆

 

里山(人が住む山間部)での野獣被害は、最近増えています。千屋では、まだ人が襲われる事はありませんが、主にイノシシ・たまに猿が畑を荒らします。

Tちゃんは、住民からの連絡に備えて、24時間態勢で居られるよう、枕元に携帯電話を常に置いてらっしゃいます。強い使命感、ありがたいことです。

息子さんが、小さなイノシシをさばいています。
息子さんが、小さなイノシシをさばいています。
車の中にも、ウリ坊よりちょっと大きいイノシシが。
車の中にも、ウリ坊よりちょっと大きいイノシシが。

左上から時計回りに、猪ミンチ肉と唐辛子の嘗め味噌、ボタン鍋用にカットされた猪肉、焼き肉用薄切り肉、猪肉のレシピ、作り立て猪肉甘辛煮。
左上から時計回りに、猪ミンチ肉と唐辛子の嘗め味噌、ボタン鍋用にカットされた猪肉、焼き肉用薄切り肉、猪肉のレシピ、作り立て猪肉甘辛煮。

そんな強い使命感から狩猟を続けてらっしゃいますが、オマケでTちゃんのお楽しみがコレ♪今回の取材?!のお礼でいただきました。

 

宿の料理ではなく、あくまでプライベートなイノシシ料理としてご覧ください。早速、わが家の夕食時にいただきました。。。もちろん、晩酌しながら!!冬の山間部の料理ならではですね!!

 

しとめた命をいただくのも、大切なことです。

 

狩猟は、被害を受けた住民とはもちろんのこと、国・県・市と連携を取って進めて行くのが大事とのこと。捕獲証明として写真撮影やその尻尾を提出し、有害鳥獣駆除をした報奨金がでます。報奨金とはいっても、その活動の大変さを知ると、わずかなことのように思えました。

 

千屋の他の狩猟メンバーと一緒に、Tちゃんの息子さんもその気持ちを引き継いで活動中です。

 

地域の一員として、お世話になります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。