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山野草を見て思う

山野草・山菜・野菜・雑草の違いは、人間が作る

新見市南部・豊永は石灰岩で出来た台地(その下は鍾乳洞地帯)です。そこでは、今、山野草の中でも有名なカタクリなどが群生の時期。

 

←カタクリ

私は4年前まで都市部暮らし、花も野菜も栽培ものしか知りませんでした。都会暮らしでも繊細な感性の女性なら、道端の花を摘んで部屋に飾ったりするのでしょうが、私はこういう自然豊かな所へ来てようやく目覚めました☆あはは。。。

 

イチリンソウ→

山野草って、ホントに小さな草花ばかり。愛でようという気持ちがないと、気付かずに”雑草”と思って踏みつぶしてしまいそう。そう、山野草は雑草。「人間にとって魅力的な風貌」の雑草を「山野草」と呼んでるだけなんです。ちなみに、雑草の中で「人間が食べられるもの」が山菜なんですね〜。自分達にとって利益が有るかどうかで、生物の分類決めちゃう人間って、勝手ですね!

 

←紫色のが、ヒメオドリコソウ

山野草も山菜も、人の手を借りずに生える雑草だから、逞しいイメージが有りますよネ。そのせいか、最近、山野草が乱獲されて絶滅しそうという話を良くききますが、特有の地に自然に生えてるものだからこそ、家に持って帰っても育たないそうなんです。やっぱりその場で永遠に咲いてくれるのが一番って事ですね!

 

シュンラン→

私が料理に使う山菜もしかり。宿根草は根っこごと掘らない(フキノトウなど)・種で増えるものは少しずつ残す(タキミズナなど)・芽は一つ目だけ穫るようにする(タラノメなど)……こんな事に気をつけ、感謝しながら頂いています。

 

←日本タンポポ(最近良く見かけるのは、西洋タンポポだそうです)

そして、別の意味で重要なのは、見落としがちですが、どんな土地も持ち主が有るという事。土地がひろくて自然が一杯の田舎は、誰が足を踏み入れてもいいような気になってしまいますが、違うんです。山菜を採る時などはモチロン持ち主に了解を得ないといけません。基本的な事ですが、私も田舎に住んで初めて知りました。

 

 

アマナ→