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2012年夏のお客様、その2。雅楽。

「雅楽」って、ご存知ですか?

きっと、「単語は知ってるけど、どんなモノかはよく知らない」と言う方が、殆どでしょうね。

私も、その一人でした。

その雅楽を、この度お泊まりのお客さまが、宿でお披露目をして下さり、滅多にない、貴重な機会を頂戴する事が出来ました。

 

このお客様は、もう10回程お越しのスーパーリピーターさん、いつもは洞窟探検を必ず楽しまれるのですが、この度は、全く違う「夏の古民家」の楽しみを満喫されました。

 

雅楽は、日本古来というよりも、中国などの大陸から伝わった儀式用の舞踏と音楽が日本化され、独自の様式になって継承されてる芸術とのこと。

 

また、雅楽を私たち庶民が普段お目にかかる事が出来ないのは、鑑賞が目的の「芸能」ではなく、仏陀にささげる「儀式」だからだそうです。

 

 

そんな神聖な儀式に、我が宿で、浸る事が出来るなんて、、、。

千屋のひんやりした夏の宵、宿が静謐な空気に満たされました。

 

楽器は、どれも管楽器。

どれも、昔から作り方が全く変わっておらず、

音楽や舞踊だけでなく、古来からのものが受け継がれている様です。

 

私たち夫婦は、この古民家が借家ということもあり、

普段、仏様へ拝んだりする機会も少なくて失礼しておりましたが、

今回、雅楽をお披露目下さり、

大家さん・お家もきっと喜んでくれた気がしています。

 

貴重な機会を有り難うございました。